こんにちは。
エスキース(esquisse)って聞いたことありますか?
このエスキースという言葉、大人の絵画教室や美大受験予備校とかでよく使われる言葉なんですが、意外と本当の意味が知られていなかったりクロッキーと同一視されたりします。
しかし、、エスキースの本当の意味を理解して、練習してみると絵の上達に非常に役に立つのです。
今回は、エスキースとクロッキーの違いについて理解して、実際に私の描いた過去のエスキースをお見せいたします
エスキースとクロッキーの違いとは?
エスキース(esquisse)とクロッキー(croquis)は、両方フランス語です。
●エスキースというのは、作品(油絵やデッサン)を描く前の構想、青写真を描くといった意味合いです。構図をどうするとか明暗のバランスをどうするとか、ここはこんな感じ、、、みたいなメモをいれたりですね。だから少し時間をかけてじっくり描くものです。
つまり作家の考えを可視化した下絵ですね。
下のエスキースは、静物の油絵を描く前に、構図や雰囲気の構成を考えたものです・鉛筆で描いています(↓参照)

●クロッキーはそれに対して、即興でものを描く、速い線でパパッと印象を捉えたりする、ドローイングのことを指します。
下のクロッキーは犬が遊んだ後か、、、疲れて床に寝そべっている様子をその場でリアルタイムに描いたものです。短い時間5分くらいで印象を捉えます。

このようにみるとエスキースとクロッキーはかなり違う意味をもっています。しかし混同して考えられる場合も少なくありません。
エスキースを練習しよう│エスキースがレベルアップに最適な理由

エスキース=絵の雰囲気や構想を考え出すもの、と考えるとワクワクしてきませんか?
どんな作品にしようかな?こんな感じがいいかな?と自由に考えられるのです。
つまり、、エスキースをすればするほどあなたの絵画のセンスは確実にレベルアップしていきます。
さらに、、モヤモヤしていた内面を形に表わしている行為なの位で、自分を見出す(知る)ことができるのです。
エスキースはデッサン・水彩・油絵・アクリル・イラストなどすべての作品の構想を決めるのに役立ちます。
雲のエスキース│悩める人生
以下は、、
昔、雲の絵を描くためにエスキースをしながら構想をしたり悩んだりしながら描いたものです。

ときどき、気づきや思いをメモとして付け足しています。

日本は雲が多い国だと思います。
雲を見ながら感じるうねり(人生のうねり?)を鉛筆の粉を使い表現しようとしていた「気が」します。

明暗のバランスもエスキースで考えます。
エスキースを必ずしも長い時間描く必要はありません。構想を描きとめるものは何でもエスキースになりえます。

私は昔は、深さと思慮深さ(大人っぽさ?)を感じる絵が好きだったので、、、
ただものを描くだけでなく、
ものの存在感や生命感を(風景や静物に)いかに出すか?
というのが私のテーマでした。
ここでは雲の存在感を鉛筆で表現することを練習しているわけです。
エスキースは自由に、
気軽に作品の構想を描けるので
いきなり本番にいくよりも失敗がいくらでもききます。
むしろ失敗したエスキースのが後で見たら面白かったりもします(笑)
その中の一枚から、油絵やデッサンの傑作品が生まれるかもしれません。
是非、あなたの人生のうねりをエスキースで表現してみてください!



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