補色を使い描く柿│水彩講座

オンライン絵画教室用に水彩で描いた柿

今回は水彩で柿を描いていこうと思っています。
冬なので柿を描くのもなかなか風情があっていいのではと思います。

今回のコンセプトは補色(混ぜると黒みたいに濁る色)を使って描いていくことです。

水彩で描いた柿の色彩
使った色

柿とは?
ChatGPT:

柿(かき)とは?
日本をはじめアジアで親しまれている果物で。大きく分けて「甘柿」と「渋柿」の2種類がある。熟すほど柔らかく甘みが増す
旬の時期:10〜12月頃
ビタミンCが非常に豊富:風邪予防・美肌に役立つ・便秘防止効果

目次

背景に補色を使う

水彩で描いた柿
背景から描く

こちらの写真ですが、 まずは前回のレモンと同じように背景から描いていきます。

背景はグレーを作って彩度を落としています。
で、、、
ただ黒を使いグレーを作るのではなく補色のグレーを使っているんですね。バーミリオン+インディを混ぜて補色を作りました。

補色
補色


補色を使った黒は色味のあるグレーでただの黒ではなありません。そういった面で絵に色の幅が出て面白く見えてくるわけですね。

手前の床はイエローオー/バーントシェンナ+黒を使っています。

明暗のバランス

・ 背景は中間色
・柿に落ちるは一番暗い
・ 手前の台はちょっと明るくなる

中間色→一番暗い→明るい

柿本体を描く

水彩で描いた柿
大きなモデリング

ここから柿を描写していきます。

柿本体の色
・パーマネントイエローディープ
・パーマネントイエローオレンジ
・イエローオーカー
・バーントシェンナ
・バーミリオン

柿の光と影を描いていきます。
柿の暗い部にはリーフグリーン+パーマネントバイオレットでグレーを作り使いました。(これも補色のグレーです)

補色
補色


柿から床に落ちる影はウルトラマリン+パーマネントバイオレットで暗い青紫をつくり使いました。

仕上げ/柿の赤を出す

オンライン絵画教室用に水彩で描いた柿
柿/紙に水彩/2023

さらに柿らしさを出すためにバーミリオンを入れて柿の赤を出しています。 全体的に絵の具も重ね塗りしてコントラストを強くしています。

あとは柿に黄緑の色味を入れながら描きます。

背景には少しパーマネントバイオレットを入れて明るい感じにしました。

水彩で描いた柿
ディテール

こちらはディテール写真です。

ということで今回はところどころに補を使って絵を面白く仕上げてみました。

その他の補色

クリムゾンレーキ+パーマネントグリーンでもいい感じのグレーが作れます。

補色

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この記事を書いた人

Hisa Gemmaのアバター Hisa Gemma Landscape painter

絵画は人生を豊かにするをモットーに
20年以上絵を描き続けている画家です
アジア・ヨーロッパ・中南米・北米を旅しながら絵画を制作しています
個展・団体展・アートフェアで作品を発表しています
オンラインでの絵画講師3年、美術系学校での講師10年も経つつ
実用的なデッサン・水彩・油絵スキルと絵画制作とアート業界を通じて得た経験談やインスピレーションを共有しています。
絵を描き、人生のスパイスになれば嬉しいです

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