木を描くポイント│水彩ドローイング

水彩で描いた木

今日のテーマは「木を簡単に描く」コツです。
水彩で木(樹木)を描いていこうと思います。
何故木を描くのでしょうか?

これを描く理由としては、木は需要度が高いんです。 イラストでも人物の後ろに木を描いたり、ゲーム会社でもRPGのゲームの背景の木なんかを手描きで描いたりしますよね。 また漫画でもよく描かれますし、建築の図案のドローイングで建物の横に木を描く必要性も出てきます。

今回お見せするのは、ものすごくリアルに描いている木ではないんですが、水彩いかに特徴を掴み、木を描くかのコツを語っています。

目次

描くべきは幹と枝│色彩の使い方

水彩で描いた木
色彩配分

こちらは20分ほどで描いた木のドローイングです。使った色を紹介しますね。

使用した色彩

木の葉っぱ
・ハイライト=リーフグリーン(黄緑) ・中間色=パーマネントグリーン(緑)
・葉の影(暗い部分)=インディゴ+アイボリーブラック

木の幹と枝
・幹のハイライト=バーントシェンナ+イエローオーカー
・幹の影(暗い部分)=パーマネントバイオレット+黒

実際、、色はそこまでこだわらなくていいと思いますが、パーマネントグリーン系の鮮やかな緑を使うと葉っぱらしくなっていきます。 ではさらに詳しく見ていきましょう。

オンライン絵画教室用に水彩で描いた木
木1

右側の写真を元に描いてみました。
実際の写真と絵の色は異なります。

ポイントは葉を一枚一枚描写するより、幹と枝を描くことです。なので幹・枝の部分を最初にしっかり描いて、後で葉っぱを描く感じでよいと思います。

水彩で描いた木
木2

このドローイングは先のものと元の写真は同じですが別のドローイングです。これを見ると幹と枝をメインで描いています。 そして葉っぱは飾り程度です。ですがこれでも木としてわかります。

逆に葉っぱをリアルに描き、幹・枝をグダグダに描くと今にも折れそうな適当な絵に見えてしまいます。

上のドローイングと下のドローイングは使っている色が違いますが、本質的には色よりも幹・枝の形をしっかり描くことが大切であるということを表しています。

葉で見えなくなる枝の表現

水彩で描いた木
木3

次は違う樹木の写真を見ながら描いています。

ここで注目してほしいのは、部分的に葉で枝の部分が隠れて見えるということです=葉っぱが枝にかぶさり枝が見えなくなる。
その部分を表現することでリアリティーが出ます。

水彩で描いた木
重なり見えなくなる部分

使用した色


葉のハイライト=リーフグリーン
葉の中間色=パーマネントグリーン
葉の暗い部分=ビリジャン+アイボリーブラック

幹・枝
ハイライト=イエローオーカー+バーントシェンナ
影の部分(暗い部分)=パーマネントバイオレット+アイボリーブラック

木とは?
多年にわたって成長し、太い幹枝葉を持つ植物。植物の中では「木本」と呼ばれるグループに分類され、草よりも寿命が長く、構造がしっかりしている。

種類
針葉樹(細長い葉):スギ、マツ、ヒノキ広葉樹(幅広い葉):サクラ、ナラ、カエデ

このようなポイントを押さえて描けば木らしく見えてきますよ!挑戦してみてください。

現在オンラインで水彩講座を開催しています。
短期間で水彩の描き方、ポイントを学びたい方はこちらから↓

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

Hisa Gemmaのアバター Hisa Gemma Landscape painter

絵画は人生を豊かにするをモットーに
20年以上絵を描き続けている画家です
アジア・ヨーロッパ・中南米・北米を旅しながら絵画を制作しています
個展・団体展・アートフェアで作品を発表しています
オンラインでの絵画講師3年、美術系学校での講師10年も経つつ
実用的なデッサン・水彩・油絵スキルと絵画制作とアート業界を通じて得た経験談やインスピレーションを共有しています。
絵を描き、人生のスパイスになれば嬉しいです

コメント

コメントする

目次