こんにちは。今回は人物を油彩で描くコツについて紹介していきます。 前回はデッサンとか水彩について言及したんですけども、今回は油絵です。
油絵の場合も基本は、人物デッサンをベースにして描いているんですけれども、油絵の具を使うと色彩が入ってくるので、少し混乱したりする部分はあります。 では描くポイントを紹介していきます。
油彩/人物と中心線

今日お見せする油絵はこちらです。
この作品は昔、私が、地元の絵画教室で描いた作品なんです。
その絵画教室では週末に人物クロッキー会があって、時々参加していたんですね。中年の大人が7-8人いつも参加されていました。
で、その時にモデルさんが椅子に座ってですね、その時に描いた作品ですこのモデルさんは20代の女性の方だったと思います。
表情、性格が強そうな方で、そういった雰囲気を、特に顔や微妙なポーズで表現しようとしてみました。

まず全体的な絵のポーズをとる上でのポイントですが。写真に現れているように、緑の線で骨格を表してみました。そして背景も大まかに縦と横の線を引いて構図を決めています。この段階で絵の大きな雰囲気と、構図が決まっていきます。 逆に言うと、この段階で、人体のポーズの大きな形も決まり、不自然かそうでないっていうのが決まってくるっというわけですね。
胸部と面の分け方

次は胸部です。シャツを着ているので皺に目がいき、本質的な形がわからなくなってしまいがちですが、下の形を見てください。

緑の線と青の線で分けているんですけど、これは、胸部の面を捉えている線です。 大きな鎖骨とシャツの皺よりも、立体的に描くにはまず面を捉えることが重要です。 先のブログでも紹介しましたが、面分けの参考にしてください。もっと細かくも面で見れますが、最初は大きな面を捉えることが大切です。
手と腕の描写と面分け

次は手と腕をクローズアップして見ていきます。 上の絵を見るとリアルに描くというよりは、大きな形捉え、少し抽象的に描いています。左下の足のラインやシャツのラインは結構ぼけています。

黒い線で面分けをしてみました。細かい指の関節とか、手の腕の曲線よりも、大きなこういった面で分けて考えた方が立体感を出しやすいのです。
顔の描写と面分け

次は顔です。結構ディテールまで見える写真です。
皮膚のいい感じの色を出すためにね、茶色を使ったり、部分的に青を使っています

このように、大きな面分けをしてみました。面でどのように捉えるのかは個人差があります。
私は今回の場合はこのように捉えてみました。もっと細かく細部まで面を取れますが、最初はこのように大きく面を捉えることが重要です。
そしてポイントは髪の毛がボサボサしているので、そこに惑わされ描写をしていると、その下にある頭蓋骨のボリュームが分からなくなってくることです。なので、髪の毛は一度取っ払って、頭の頭蓋骨を考えて面取りをするのをお勧めします。
人物画の背景│抽象的に


人物画の背景は絵の雰囲気を決める上で重要です。また、メインとなる人物の描き方と背景の描き方がマッチするかどうかによって、絵の良さも決まってきます。


この絵はでは、結構粗いタッチで描いているんですよね。色も感覚的に使っています。左後ろには絵画教室の壁と空間が描かれているんですが、これも写真みたいにリアルに描いているわけではなくて、もっと感覚的に抽象的に描いています。そうすることで人物が際立って見えるということですね。


短期間で油絵が上手くなりたい方へ、大人のための絵画教室をオンラインで開講しています。デッサン書よりも専門的に油彩を学べます。


コメント