今回は猫を、鉛筆のデッサンで描いていこうと思います猫はネコ科に属する小型の哺乳類で、人間と暮らし始めた歴史は古く、約9,000年前から人と共に生活してそうです。中世の絵にも稀に猫が描かれていますね。
恐らく動物を描きたい、自分のペットを絵で描きたいという方は結構多いんじゃないかと思います。
自分のペットを描いてですね、
それを額装して自分のアパートに飾るとか、
なかなかイケてますよね。
ということで、猫を描いていこうと思います。
鉛筆の過程をお見せしますので、
ぜひ参考にしてみてください。
猫の形を取るポイントは?

今回は「メインモチーフの猫」と「背景」
というふうに分け、メインの猫から描いていって、
背景は一番最後に描いていきます。
猫の形、アウトラインを取り始めます。
点と線を使いながら猫の形を取っていきます。
猫の形を取るポイントは客観的に見ることです。
何故かというと、私たちは人間の顔とプロポーションを見るのに見慣れていて、動物のプロポーションを客観的に捉えるのに慣れていないからです。
そうすると猫の顔だけが大きくなたりとか、逆に胴体の方が大きくなったり、関節の長さのバランスが可笑しくなったりするわけです。
一番大切なのは顔と体のバランスです。
実は動物は、人間と関節の数は一緒なんです。
ただ関節の長さと比率が人間とは異なってきます。
それらを客観的に捉えながら
猫形を取っていきましょう。
明暗は暗い部分から

まずは猫の一番暗いところから描いていきます。
明暗は明るいところから描く人もいるんですが
私個人的には暗いところからどんどん描くのをお勧めしています。
何故かというと、、
暗いところをどんどん暗くしていかないと一向に絵ができてこないんですよね。
この猫の場合は毛並みが白いので、
ハイライトがとても白くなります。
特に暗い方は毛並みがグレーなのでとても暗くなります。 ということで、猫の頭の後ろの影になっているところとか、目の黒目や影、目鼻口を暗くしていきましょう。

そして暗く捉えたところをティッシュでぼかしていきます。
人よってはティッシュでぼかすの
あんまり好きじゃない人もいるんですけど、
私はティッシュをよく使います。
大概、デザイン科出身の先生は
あまりティッシュで擦るの好きじゃないんですよね。 ただファインアート系(油絵科)出身は(私は油絵科出身なんですが)ティッシュを使って擦るのが好きです。
ティッシュを使って影の中の柔らかい感じを
表現して影らしく見せていきましょう。
毛並み│細部を描く

先の「暗い方を描く&ティッシュを使う」ことにより、猫の 一番暗い色と中間色を描きました。
猫の一番明るい色は、毛並みの白なので
あまり鉛筆をのせる必要はありません。
ここまでのベースをもとに
猫の毛並み(模様)を描いていきます。
猫というのは並み(模様)がありますよね。
黒く波になっていたりとか、そういうところを描かないと猫っぽく見えないんですよね。
ディテールで存在感を描くわけです。
全部の毛を描くというよりは、
特に目立つ部分のところの毛を描いていきます。
そして猫の目、鼻、口、そして耳も描いていかないと猫っぽく見えませんので、ドンドンその部分も描いていきます。

最後に背景を描きます。
背景はお好みなんですけど、今回はグレーよりも少し暗めのグレーで描いてみました。
これで猫が完成しました。
人間だけじゃなくて、動物というのも描くと面白いですよね。世の中にはいろんなモチーフがあると思うんですけれども、絵の中に動物を入れると絵が特徴的・個性的になってくるのは明らかですね。 日本ではあんまり猫を描く絵描きはいませんでしたが、「藤田嗣治/1886- 1968年」は猫を沢山絵に描きましたよね。
ということで、動物を描いてみるのもいかがでしょうか?

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