
皆さんこんにちは。
今日は「鉛筆とペン」「透明水彩」を使って
オリーブの実を描いていこうと思います。
「オリーヴ(olive)」は、地中海沿岸原産の常緑樹「オリーブの木(Olea europaea)」に実る果実のことです。オリーブは「平和」「知恵」「生命力」の象徴として、古代から多くの絵画に登場してきました。
このようなモチーフは水彩の練習にも、
心の瞑想にも最適です。
では、過程をお見せしていきますので、
水彩の技法の参考にしてください。
構図を捉える│鉛筆&ペンが最適

まずは下描きです。
最初は鉛筆で大きな構図を捉えます。
ポイントは「オリーブをただの丸として捉えることです」そしてその丸の位置関係を捉えていくわけです。このことによりグッと構図が取りやすくなります。
そして葉っぱと枝の位置を大まかに線で捉えます。 鉛筆を使う理由というのは、鉛筆は消しやすいので、 形が間違ったときにすぐ消せるからです。

鉛筆で輪郭と構図を取った後に、
オリーブの中の明暗を鉛筆で少し描いていきます。
ゴシゴシ描かなくてもいいので、
ある程度ちょっと線を入れて明暗をつける感じです。こういう線を「稜線」とかも言ったりします。

鉛筆で大きな明暗がとれたら、
次にペンで輪郭をくっきり描いていきます。
ペンで描く理由は、その後、水彩を上に乗っけたとしても、ペンでとった輪郭線の形が残るからです。
それにより絵がくっきり迫力のある感じでみせることができます。
私はこの方法が好きなので、
ペンで輪郭線を強調していきます。
透明水彩でメインから彩色

ここから透明水彩絵の具で色を乗っけていきます。 まずオリーブの実のハイライトは紙の白を残していきます。
そしてそのハイライトを白く残し
その周りから描いていき居ます。
ハイライトに白く残し、その周りから薄い色、
中間色、暗い色という感じで。
この「一番メインとなるところから今日は描いていくこと」が重要です。 見せ場がないといくら周りを描いても良く見えないからです。
果実の上は
黄色(パーマネントイエロー)・黄緑色(パーマネントグリーン)。
下の方は
濃いマゼンタ(ミネラルバイオレット+黒)(クリムゾンレーキ)・紫系(パーマネントバイオレット+黒)の色で描いていきます。

次に背景です。
背景は(インディゴ+黒)を足して、暗い青緑で塗っていきます。何というかちょっと抽象的にですね、
筆のタッチを生かして描いていきます。
背景を暗くすることによって、
暗い空間の中でオリーブの明るい色が
冴えるように描きます。
背景の彩度が低いので、オリーブの実の中間色(黄色・マゼンタ・紫)が綺麗に見えます。
えっと、葉っぱも描いていきます。
葉っぱってやっぱり「ザ・緑」なんですよね。
果物の実は鮮やかな黄色とかオレンジ、赤が多いんですけど。 葉の緑と果実の色のコントラストが自然界っていうのはよくできていますね。
完成│全体の対比とは?

今回の全体的なポイントとしては、
オリーブの実はしっかり描いて、背景は適当に描くということですね。
だから最初に鉛筆とペンでオリーブ実の形をしっかり捉えるわけです。そしてその後、気軽に中を描いていくと。
背景は描きすぎず適当に描いていくことが重要です。 オリーブは丸い実と細い葉の対比、淡い黄色・緑から深い紫までの色の変化が美しいモチーフです。
水彩の技術をあげて、日々の日記帳とかに
「こんなものを食べました」みたいに描き加えると、日常に彩りができて面白いですよね。
このブログを参考にしてもらって、水彩のスキルアップを目指していってみてください。

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