こんにちは。今日は絵画における色彩と明暗について考えていこうと思います。
絵画においては、色彩と明暗を写実的にそっくり描かなくても、変化させて描くことができます。
最後に「絵画とは何か?」についても言及していきます。
現実とは違う色彩│絵画空間①
次の静物写真は、色が現実とは異なります。バナナの半分はピンクになってますし、リンゴは本当は赤ですが、青くなってます。背景もですね、窓とかがあったんですが、抽象的に処理してあります。他の小さいフルーツの色味も少し変えています。これはイメージ(絵)を面白く、魅力的にする目的で変えているわけです。

明暗のバランスが違う│絵画空間②
では次に、絵画における明暗のバランスと印象の関係について見ていきます。

イメージ①
これはバナナのあたる光のハイライトが一番明るい。バナナの上の面全体が明るくなっています(左のピンクの部分と、黄色い部分)そしてバケットから影が落ちています。 つまり光の感じで言うと、太陽光(光源)光が注がれ、部屋全体が明るい印象の光です。

イメージ②
これはハイライトの当たり方が最初のイメージより、よりスポットになっています。 つまりバナナの左の部分がスポットで明るくなっているのです。
この状況は太陽光から注がれた光が窓や障害物で遮られ、左のピンクの部分だけ明るくなっているか、一つの証明からくる光がスポットでピンクの部分を照らしているかのどちらかになります。
ですがバナナの影の部分はある程度光が反射して部屋全体が明るいので太陽光の印象です。

イメージ③
これは1、2番目と比べると、バナナの影の方の色がもっと暗いんです。床に映っている影も全体的に暗くしっとりしています。つまり、コントラストが強くなっているということです。そういう意味では、よりドラマチックな光の設定です。
逆に言うと、その影の方に何か光を反射するものがなかったか、光源の光が部屋全体を照らしていなかったことになります。
つまりこの光の印象は昼間光ではなく、夕方の光の印象に近くなるのです。

イメージ④
これは3番目のよりも影の方が暗くなっています。つまり周囲のモチーフが光を反射しなかったのです。
昼間の太陽光は部屋全体を照らすので、いろんなものに光が反射します。しかし、だんだん日差しが暗くなり、部屋の照明だけが光源になる状況(=スポットライトの照明)でこのようなコントラストが生まれます。
つまり、コントラストや光の当たり方で、その時刻と状況を説明できるわけです。
つまり絵画とは?
絵画について、色彩と明暗のバランスから説明してきましたが、「絵画空間」は、必ずしも現実と全く一緒の光と色と明暗のバランスで描く必要はありません。それよりも、その描き手の内面とリンクしているということができます。
つまり、絵画は先に描き手の意図と目的があるということですね。「こういうような絵を描きたい、こういうような空間にしたいという」のが先にあって、それを表現する手段が絵画だっという話です。
逆に写実的な絵は、現実が先にあるケースが多いです。 ですが、どちらが正しいというのではなくて、目的が少し異なってくるという話です。

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