こんにちは。いかがお過ごしですか?
今日はクリスマスも近くなってきましたから、
クリスマスの蝋燭とかですね、雪など
クリスマスっぽいテーマで水彩を描いていこうと思います。
クリスマスというと何をイメージするでしょうか?
ケンタッキーやトナカイでしょうか?
私は「映画ホームアローン」です。
今日の絵はちょっとアメリカっぽい
そういう庶民的な家とその外の景色を演出していこうと思います。
結構使える技法を紹介しているので、
ぜひ参考にしてください。

イメージと絵画の関係とは?│窓の外&キャンドル

ただ何かを描くというよりも、
今回は2つのイメージを組み合わせています。
一つはクリスマスでよく見る暗闇の中で光るキャンドルとその炎です。
そしてもう一つは窓の外に見える街灯と雪が降っている景色です。 道路には雪が積もっています。
これらのイメージを組み合わせて 水彩画を描いていこうと思っています。

あなたはどんなクリスマスのイメージを持っていますか?「クリスマス」特別なイメージがありますよね。
つまり「クリスマス」というタイトルは、いろんなイメージを我々の想起させるけなんですが。
このイメージというのが、絵画らしい空間を作り上げるのにすごく結びついていると思うのです。
クリスマス=ホームアローンで階段の上から落ちてくるアイロンみたいな感じだったり、 クリスマス=雪が降ってトナカイが空を飛んでいるとかですね。
それは現実とはちょっとかけ離れているイメージだと思うんですよ。 ただ、そういうイメージや心象風景を持つことによって絵画というものを描けるんじゃないかと思います。
蝋燭の光と背景の闇を描く

蝋燭の炎と背景をまず描いていこうと思います。
まずは炎の一番明るいところをパーマネントイエローディープで塗ります。 最初は水をたくさん入れて薄く塗ります。

その後に水を少なくした濃いパーマネントイエローディープを塗ってグラデーションを作っていきます。

さらにその周りをパーマネントイエローレンジ+パーマネントバイオレットを混ぜて、マゼンタ系のバイオレットを作って暗い色を塗っていきます。

そして一番暗い背景の部分はパーマネントバイオレットにアイボリーブラックを混ぜ、雰囲気のある黒を作って塗っていきます。 この作業を通してきれいな光がふわっと入ってくるようなグラデーションのある暗い背景を描いていこうと思っています。
背景の雪を描くには?


ここからですね、窓の外に雪が降っている感じを描いていこうと思っているんですよね。
今回はですね、水を飛ばして雪を描いていきます。
水彩に水を飛ばすと、飛んだ部分が白く取れるんですよね。 この技法を応用していきます。
水をうまく飛ばして背景の雪を描いていく。
白の絵の具を飛ばして出る白とは違う、、
柔らかい紙の白なので少し後ろにあるように見えます。
蝋燭の色と陰の色で絵にアクセントをつける


次は、ロウソク自体を描いていきます。
ロウソク色は、炎のオレンジに似ないように、赤系と紫系を使って描いていきます。
明るい部分はカドミウムレッドとパーマネントローズ、暗い部分はマーズバイオレットとアイボリーブラックです。これらの色は一味違った個性的な色ですので、絵にアクセントが生まれます。

そして次に、ロウソクに落ちている影を描きます。
そこにはプルシアンブルーとアイボリーブラックを使いました。
絵は全体的に暖色なのですが、それだけだと中世の絵画のようになりますので、影の色を寒色系にすることでオシャレに見せているわけです。青系の色を入れると現代っぽく見えます。

キャンドルの紐(リボン?)もクリスマスっぽい感じを出すために描きます。
街灯の描写と雪を描く

最後にですね、窓の外に見える街灯を描いていきます。 この街灯って、、アメリカのクリスマスの映画とかよく出てきませんか?人が歩いてて、街灯があってその前に雪が降っている感じとですね。 そういう感じを出したかったんですよね。
まずは灯の周りの雪をみせたかったので
チタニウムホワイトを飛ばして雪を描きます。

その次に街灯を筆で描いていきます。
雪の中でですね、うっすらふわーっと、
浮き出るように描きます。パーマネントイエローディープを使って光を描写します。
完成

こちらが完成品です。
外の街灯と、手前のロウソクが少々エキセントリックな空間になりましたけれど、 絵画的なイメージとしてとても面白い作品になりました。
これは2024年の冬に描いたんですけど、
頭の中のイメージをこうやって絵に描き出しておくと、 その時間、その時何やってたのかな、何を感じて描いていたのかなどが蘇ってきて、日記のようなものにもなるわけです。
そういう意味で絵画はやっぱり面白いと思います。
もうすぐクリスマスですから、、
よければ今日紹介した水彩の技法なんかも取り入れながら絵を描いてみてください。



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