こんにちは。今日は3つのデッサン(紙・花のあるカップ・折りたたみ傘)をお見せしながら、ものが存在するとはどういうことなのか?について考えていきたいと思います。
「え、、そんなことをデッサンをしながら考えてどうする??」「人生の役にたたんじゃないか?」
と思うかもしれませんが、それが当時の私がデッサンをする意味でもありました。
あなたはどう思うでしょうか?
紙の皺と傷のオーラ

こちらのデッサンは、「紙」を描いたものです。自分でシワを付けて紙の存在を描こうとしたんです。
で、絵にちょっと傷(白い線)が入ってるじゃないですか。これは、当時、傷をつけることによって、そのものの存在=オーラのようなものを表現しようとしたんですね。


紙というのは無機質ですよね。ですがその中に何か生命が宿っているんじゃないかというの追求しているんです。
このシワの形は、その存在感を表すような形に、意図的に作っています。真ん中に四角い形が残っていますが、これは確か、ウィンザー&ニュートンの練り消しのケースをはめて、模ったような気がします。
目に見えないものをどう表現するかっていうことで、当時工夫してたんですよね。で、行き着いたところが「傷をつける」、ていうとこだったんです。
あなたはこのデッサンを見てどのように感じるでしょうか?
有機質と無機質の出会い

2番目のデッサンは、「カップ」、と言っても普通のカップじゃなく、土とか肥料を入れるカーボン紙でできた鉢のようなカップありますよね。
そこにドライフラワー、枯れた花です。
そして針金です。それを組み合わせて描いたんですね。

カップは無機質なんですが、ドライフラワーの枝と花は有機的なので、生きてるように見えますよ。つまり無機質的なものと有機質的なものが合わさって、会話をしている、、、そういうやり取りを表現しようとしました。

カーボンのカップの紙質が、うまく表現できたと思いますね。試作段階でしたが、
ここにも、傷を入れて存在感を表現しています。

よく使っていた思い出の傘

最後のデッサンですが、一見すると何かわからない生き物のように見えるかもしれません。
ですが、当時私がよく使ってた折りたたみ傘をデッサンしたものです。前回の魚のデッサンと同じ構成で、暗闇からニュッと出てくる、そういうシリーズです。奥をぼかして手前を描き存在をアピールする。
奥の上には消しゴムでスクラッチ入れて、明るくしてるんですが、これは存在の空気感を描きたかったからです。傘から発せられているオーラを感じていたからです。

当時、苦労してたのが背景の鉛筆のタッチの方です。どういう風に入れたら、物の存在を表現できるか。で、それをタッチの方向で追求したんです。
かなり試行錯誤し悩みました。
そのおかげで、鉛筆のタッチをどう入れるのかっていうセンスはかなり磨かれたと思います。
また次回別のデッサンで語っていきたいと思います。
ご意見・ご感想などあればコメントお持ちしています。



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