こんにちは。今日は油絵で光る金属質を描いていきます。
今回扱うモチーフは「アルミホイル」ろ「グラス」と「木の机」です。
前回と次回の三回に分けて金属質の質感に迫っていきたいと思います。
アルミホイル&グラスのある静物画

古びた室内に木のテーブルと椅子があり(背景と床の部分)、その上にアルミ箔とワイングラスが乗っている油絵です。
サージェントという画家を知っていますか?
私は当時古本屋でジョン・シンガー・サージェントの画集を買ってみていました。
彼の絵は早いタッチで人物やモチーフの特徴を的確にとらえてるんですよね。

即興描き的なスタイルで、、、
瞬間的に対象の特徴を捉える技術は凄いと思いました。
上のアルミ箔の描写はこのように即興的なスタイル描いています。
アルミホイルの質感│反射のエッジ&色

アルミ箔はコントラストが強いです。
一枚の紙に明るいところと暗いところが混在しています。
これは周囲のものがいろいろ映ってかつ、光をよく反射するからです。
つまり周囲に色のついているものがあれば何でも反射するのです。
たとえば窓の外に青空があれば
青く反射します。左側の強い青は実は空の青です。

また、、
写真でみるよりも、実際のアルミ箔というのは「反射のエッジ」が強くなる部分があります。
どういうことかというと
ここでは右側に筆のタッチが見えるくらい線をビュッといれてハイライトの白や黒い線を引いていますが、
これはその部分で物を強く反射しエッジが強く見えているからです。
遠くでみるとこれくらいが丁度いいのです。

さらに拡大すると右側にオレンジ色の何かが反射されています。
これはなんだったか完全に忘れましたが(笑) 何か周りにオレンジのモーチーフ布みたいのがあった気がします。
ところどころに色をいれるとさらにアルミホイルの質感のリアリティーがでますね。
ワイングラスの質感&木の質感

左背後には木の椅子の背もたれがみえます。グラスの下は木の机です。
木の質感をだすにはボソボソ感を表現することです。
次に「ワイングラス」です。これは必要最低限の描写をしてグラスの質感を表現しています。
あまり時間がなかったため、描くところは描き、描かなくてもよいところは描いていません。
これにより大幅に時間を短縮しつつ、遠くから見てもグラスに見えるように描写します。

ではグラスのどこを描写するのか?
それは反射です。ここでは黄色いハイライトの光、青い空の光、グラスの下の円形の部分に映っている上のグラスのシルエットやハイライトです。
またガラスが圧縮されている部分は暗くなります。

木の机、アルミホイルの金属質、ガラスのグラス、、、
と、ことなる3つの質感が絵に揃いました。
このように違う質感のモチーフが絵の中で描き分けられると絵がグッと魅力的に見えます。
そういう意味でも質感表現を研究してみましょう!

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