あなたは「卵」を油彩で描いたことはあるでしょう?
卵=高栄養食品ですから
絵画のモチーフに見えずらいと思います。
しかし、、、、卵はシンプルかつそのカワイイ形が絵を引き立ててくれるのです。
白から美を見出す│芸術的思考

結構しっかりとした台の上に、黄色い布、ポット、パン、キャベツ、瓶、籠が置かれています。全体的に黄色を強調して、そこにピンクとか混ぜたり、ちょっと緑っぽい感じを混ぜて描いてみました。メインは「卵とポットの白」。そこに、色んな色が反射して白の色が変わる美しさをコンセプトで描きました。

最初は何が綺麗なのか?って思うってことが重要だと思います。「美術」と呼ぶくらいなので。
卵なんてただの食料品なんですけど、そこに美を見出す、パンの中に美を見出す、壁、後ろの壁の色に美を見出す、そういう感性でものを見ていくことが、美に対する感性を引き立てることだと私は思っています。


こっちは瓶です。絵の中でがっつりとは描かれてないません。


すぐ下にパンがあるんですけど、パンというと、よくサルバドール・ダリが描いてたのを思い出します。これはよく売ってるちょっと安いパンですよね。
少ないタッチで描いているんですが、それっぽく見えるかなと思います。


卵です。タマゴって先っちょが尖って、下がちょっとずっしりしてるじゃないですか。
それが転がったりすると、いろんな方向向いて、いろんな形のリズムが生まれるんですよね。
これを描いてみて、そういう造形美が卵にあることを実感しました。
白いものはいろんな色を反射するんで、染まりやすいですよね。
反射によって色味が増える「美」を発見します。


このポットもそうです。
これは、冷たい白黒のグレーじゃなく、黄色・オレンジベースの温かいグレーで描かれています。
ピンクとか紫、クリムゾン・レーキとか、黄色とかオレンジとか入っています。これが綺麗ですよね。
後ろには「籠」があります。これは一度絵の具を乗っけて、パレットナイフで引っ掻いて下地のキャンバスをだして描いています。カゴの荒い質感を出すためです。影にもバーント・シェンナ系のグレーを入れています。籠の左下は、キャベツの色が反射してるので緑を入れました。これが絵を面白くしています。
上には元々、黒い布が乗っかていたんですが、下の床の色を反射し、茶色を入れています。
黒にはパーマネント・バイオレットとウルトラマリンを混ぜています。黒だけだと面白くない故。



食べ物を描いて、それだけで絵になるっていうのは、絵画の面白さですね。つまり、人間が当たり前のことににいかに美を発見するのか?に繋がってると思います。


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