こんにちは。「いろいろなモチーフの質感編」ということで、野菜の一つであるピーマンのデッサンをお見せしていきます。
あなたはピーマンは描いたことあるでしょうか。ピーマンは比較的描きやすい、特徴がありますから、練習用にすごくいいモチーフだと思います。
築36年のアパートでの哲学的な問い
2005年当時、美術大学に通っていた時に、私が築36年の古いアパートに住んでしました。
一階の畳の部屋(6畳~8畳ぐらい)とキッチンとバス・トイレ付。外に些細な縁側がありました。
その6畳の部屋に白い丸いテーブルを買って、ドーンとモチーフを置いて、デッサンの研究をしていたんです。その時に描いたピーマンです。

●何故ものは何故存在するのか?
だから直接自分の目で見て、目の前にあったピーマンを描いたものです。
当時、私のデッサンのアジェンダは「この世界になぜ物というものが存在するのか?」という哲学的な問いでした。そして、そこの真理に迫る手段として、デッサンをしていたんですね。つまり、ピーマンの存在がコンセプトです。
ピーマンの質感について考えてきます。
●固有色は緑なので中間色。そこにハイライトは必ずできます。
●ハイライトは、蛍光灯とかの光が反射して白く光る部分です。
●ところどころ凹凸が激しいので、その回り込む部分をいかに描くか、自然に繋げて描くことができるかが重要です。幾何学みたいな単純な形じゃないので、そういう形の繋がりの追求ですね。

メインとして手前をしっかり描く、つまりヘタの部分と、あと丸い形が6個ありますよね。そこにハイライトが映っています。
物の質感を表す1つの重要なポイントとして反射光の強さがあります。
ピーマンは反射光を結構明るく反射します。だから影の中で反射光が明るくなります。
この絵は蛍光灯の光の下で描かれています。蛍光灯が室内に確か2つぐらいあったので、2つの光源になるんですよ。
つまり、光源が2つあるので、1つの時よりは影がダブり少し明るくなります。
つまり影の暗さで光源がどうなっているかっていうのを表せるわけですね。
描きながら、ピーマンが存在しうことへの不思議に迫ることができました。
デッサンは、ただ描くのではなくて、何か問いを立てながら描くと違った絵になります。



コメント