こんにちは。今回は引き続き工業製品のデッサンのコツ(三回目)をお伝えしていきます。
今日は卓上デッサンでテーブルの上に様々なモチーフが置いてあるもの=静物画です。美術大学の入試とかでよく出題されそうなものですね。

ここには色々な質感のモチーフがあります。水が入っているグラス、まな板、手袋、ホース、透明な花瓶、葡萄、林檎です。ちなみにこのブドウは偽物でプラスチックできています。
こういった複合的な静物デッサンは手前奥という距離感(遠近感)が出るといいです。つまり描くところはしっかり描いて、あまり描かないところはあまり描きません。
こちらのデッサンは2時間半ぐらいで完成させています。かなり早い時間で描いていますが、ポイントを掴むことでこのような早い時間で描くことも可能になります。
次に各モチーフの描き方のポイントを解説します。
水の入ったグラスとホース


これは水の入ったグラスにホースの先が入っている状態です。
どうやったら水が表現できるでしょうか?
ホースが水に入ると先っちょが大きく膨らんで見えます。そして水とグラスによりホースはもともと黒いのですが、すこし淡く見えることです。
まずはその「現象」を捉えると水の質感が出ます。
まな板とビニール手袋





次は、まな板です。まな板は木ですが、硬いので硬い鉛筆を使った方がいいです。
ポイントは線の引き方です。線(ストロークといいます)が曲がっていると硬いものに見えませんよね。ですので線をシャッー!と真っ直ぐ引く必要があります。
上に手袋が乗っていますが、これはお皿洗いをするときに使うあのビニール製の手袋です。
それは滑り止めなんかがついててボソボソしている部分とツルツルしたビニールの質感を両方兼ね備えています。なので鉛筆は4B,2Bも混ぜながら表面のボソボソ感を出しつつ、影の側の柔らかくツルツルした部分も混ぜて描いています。
ホースと花瓶(ガラス)の中の葡萄





こちらは黒いホースです。この絵の面白いところですね。
ホースは表面がツルツルしているので、ハイライトがパッ!と明るく見えます。
そしてツルツルしているので反射光が明るく入るんですね。
ホースの右に回り込んでいく部分を見えるとかなり淡く見えると思います。これは反射光で明るく見えるんですが、奥に回り込んでいくのでわざと実際よりも明るく描いているのです。
花瓶の中の葡萄ですが。このようなガラス越しにみると黒い葡萄が薄く少しボケて見えます。
そして上に表れている部分は暗くクッキリ見える。そのような変化を捉えていきましょう。
林檎の描き方


最後は林檎です。
まずリンゴは赤色なので中間色が結構暗いです。ですから2B,4Bなどで林檎の固有色を暗くします。あとはハイライトですね。てかっているので明く紙の白を残しましょう。
また、林檎の皮はツルツルしていますよね。でもツルツルだけでなくザラザラしている部分もありませんか?4B,2Bでザラザラ感も出すとさらにリアリティーが上がります。
静物画のについてポイントを総括すると、全体感と一つ一つのモチーフの質感の描き分けがポイントです。卓上に沢山のモチーフがあり、その違いが描けているほど絵は面白くなりますよね。挑戦してみてください。



静物画のさらに詳しい描き方は、オンライン・デッサン講座でお伝えしています。短期間に絵が上手になりたい方はチェックしてみてください↓












コメント
コメント一覧 (1件)
[…] 静物デッサンをマスターしよう│工業製品の質感を描き分ける […]